過去問及び解説をやりこむこと
簡裁判事選考では、問題だけでなく、裁判官が作成した解説が30頁以上にわたって「会報書記官」という季報に掲載されています。
法務総合研究所誌友会発行の月刊「研修」(近年は10月号)に載っている副検事選考の解説よりも詳しいです。
そして、簡裁判事は、過去問と同じ、若しくは似た問題が繰り返し出題されます。
裁判所書記官出身以外の方は、民事訴訟を苦手にしていると思います。それでも、過去問を少なくとも10年分やれば、基礎的な知識は身につくはずです。
模範答案例は、解説に掲載されていません
しかし、どんなにいい解説が掲載されていても、基礎知識がしっかり身につかないと答案を書けるようにはなりません。
さらに、刑法や刑事訴訟法については、裁判所はあまり得意としていないので、解説の詳細(例えば罪数処理、牽連犯なのか併合罪なのかという指摘は書かれていないことも多いです)について物足りない時があります。
それで、解説を補足する意味で、答案作成上の注意も作成しました。
さらに、解説を読んでいると、全ての内容を答案に書かないと合格できないのかという不安におそわれることもあるかと思います。
しかし、そんなことはなく、基礎的な事項を理解した上で、答案に反映していれば合格できます。
模範答案例と答案作成上の注意を読み込めば、合格できると断言します。
価格等について
10年分で13500円(税込み)です。
問題は別売です(詳細はお問い合わせください)。
単年度別の販売はしておりません。副検事選考だと、たまに3年分とか5年分の過去問を販売してほしいという要望がありますが、お断りしています(10年分以上の過去問を購入された方で、補足的に購入する場合を除きます)。
やはり過去問は10年分以上をやるというのが鉄則ですし、たったの3年分や5年分では、傾向もつかめず、演習にもなりません。それに合格する気があれば、3年分や5年分では足りないことはわかるはずです。そういうことで、単年度の販売はお断りしています。
備考
簡裁判事については、少なくとも副検事選考の受験生よりはレベルが高いので、可能であれば20年分の問題をやるべきです。
今後、平成25年度から平成16年度までの分も作成する予定がありますので、ぜひご検討ください。
2025.4.14追記
問題文のみ購入も承ります。
価格等はお問い合わせください。
問題文のみ購入の場合は,直近の年(令和7年であれば,直近の発行は令和6年です)の問題及び解説は別途ご購入ください。
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