模範答案集を作ったきっかけ
副検事選考では,憲法から始まって最後の5科目目が検察庁法です。意外と軽視されがちですが,他の科目と配点が変わりません。合格者で検察庁法が書けなかったというのは聞いたことがありません。
検察庁法の教材は,研修教材「七訂検察庁法」(法務総合研究所編)です。教材を読めば,ほとんどの人は理解できると思いますが,どうやって答案を書けば良いのかはよくわからないのではないでしょうか。
検察事務官であれば,研修に参加したり,同僚から模範答案を入手できますが,特に検察事務官以外の受験生の場合は,模範答案の入手方法や模範答案のレベル感がわからないのではないでしょうか。
検察事務官であっても,研修に参加するまでは,どうやって検察庁法の論文を書くのかはわからない人が多いはずです。検察事務官であった私も模範答案があれば良いなと思っていました。それで,過去問の模範答案集ではあまり出てこない問題を中心に模範答案を作成しました。
模範答案集の内容
全部で38ページあります。問題数は6問です。
内容は,以下のとおりです。
第1問 検察事務と法務大臣の指揮監督権
第2問 検察官同一体の原則
第3問 第12条の事務引取移転権について
第4問 検察官の身分保障(一般の国家公務員,裁判官との比較)
第5問 検察官適格審査会
第6問 検察庁の組織体としての性質,特色など
典型問題もありますが,あまり単独では出題されたことのない問題を収録し,問題と模範答案を掲載しています。
さらに,前述の問題について,それぞれ解説,補足も記載しています。
価格は,3000円(税込)です。
改訂をしていく予定ですので,リクエストなどがあれば,忌憚のないご意見をお願いいたします。
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